- 英語の学習方法がわからない人
- 試験のためだけではなく実際に英語を使えるようになりたい人
- 効率的に学習したい人
- 英語レベル:初級~中級(TOEICスコアの目安:800点未満)
こんにちは、Yoruです。
今回は、『Be動詞もわからなかった私が数年でTOEIC満点をとった英語独学法』をレビューしたいと思います。
本の内容
“超”具体的な4技能の学習方法
本書では、英語の4技能であるリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの学習方法が具体的に紹介されています。
例えば単語を100語覚えるとしたら、まずは10語ずつ覚える→その後50語ずつ復習する→最後に100語すべてをテストする、というように具体的な手順がしっかりと解説されているので、迷うことはありません。
さらに、単語を覚える際のノートの使い方まで紹介されているため、この本だけで学習を進められるようになっています。
学習方法は大きくリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングと分けて書かれていますが、リーディングの中でも単語、熟語、文法、英文解釈などと細かく分かれており、それぞれの学習ポイントをまとめています。
豊富なおすすめ書籍
この本では、著者の井関氏がおすすめする書籍が多数紹介されています。
それぞれの書籍の特徴も簡単に書かれているので自分に合ったレベルのものがわかるようになっています。
この本じたいが2021年出版の新しいものなので、紹介されているものの書籍の鮮度も良いです。
本の感想
英語上級を目指せる学習方法
この本で紹介されている学習法は、小手先のテクニックではなく地道に努力を積み重ねていくような内容です。
著者は「英語を楽にマスターできる方法はない」と言っていますが、そのとおりだと思います。
わたしもTOEIC900点を取るまでにはかなりの時間を費やしましたし、その間ラクな勉強方法を探した時もありました。
でも結局は、毎日努力するしかないことに気が付くんですよね。(^^;
この本の内容を続けていけば英語上級者になることができると思います。
ただ逆に言えば、英語上級者は少なからずすでにこの本の学習法を実行してきているはずです。
それくらい、長年英語学習を続けてきた者からすると王道の学習法と言えます。
なので、既にある程度自分の学習法が確立している人はあえて読む必要はないでしょう。
これから英語学習を始めたい、あるいは今の学習法で成果がでない、そういう人におすすめしたい本です。
ここまで具体的な解説は珍しい
解説自体はとても具体的です。
例えば、「英語力を上げるためには単語を勉強すべし」と書かれている書籍はたくさんあるかと思いますが、「ならどうやって単語を勉強するの?」というところまでは書かれていないものもあります。
この本では、単語学習の方法はもちろん、それだけではなくノートの使い方や復習の回数とタイミングまでもが細かく指示されています。
わたしはこれまでにも英語学習法の書籍は何冊も読んできましたが、ここまで具体的なものは初めてでした。
英語どころか勉強自体が久しぶりで右も左もわからない、という人には助かる内容です。
逆に、既に自分自身の学習方法を確立している方は、まどろっこしい説明が多いと感じるかもしれません。
まとめ
この本で紹介されている勉強法はオーソドックスなものですが、地道に進めることで確実に効果が出るものだと思います。
説明がとても具体的なので、いつも勉強スケジュールを立てることに時間がかかってしまっている人は、何も考えずに本で紹介されているとおりに学習を進めてみると良いでしょう。
ただし英語全般の内容なのでTOEICや英検などのスコアアップを目指す場合は、それぞれの試験を対象としている書籍を参考にすると効率的です。
ちなみに、次の記事でわたしが超おすすめするTOEIC学習法の書籍を紹介しているので参考にしてみてくださいね。(^^)/