- 技術系職種が海外出張で求められるTOEICスコアの目安
- 大事なのは英語力よりコミュニケーション能力だよってこと
こんにちは、Yoruです。
わたしは海外出張に何度か行ったことがあります。
期間は短いもので3日、長いもので半年程度です。
親戚や学生時代の友達に『海外出張に行った』と言うと、よくこんなことを聞かれます。
『英語できるんだ!すごいね!』と。
[海外出張]=[英語ができる]と考える方もいるようですが、海外出張に行くには英語がペラペラである必要はありません。
じゃあ、どのくらい英語が話せればいいの?というと、
もちろん、業種や職種によって違います。
大ざっぱに言えば、
- 営業職 → お客さんやビジネスパートナーと交渉するような高度な英語力が必要
- 技術職 → 相手も技術系が多く、担当分野の話ができればOK
ということです。
わたしは、技術職として海外出張に行きましたので、ペラペラ英語はいりませんでした。
今回は、海外出張を控えている技術職の方や将来的に海外で仕事をしてみたいと考えている学生さん向けに、わたしの経験を紹介したいと思います。
海外出張で必要なTOEICスコアの目安
TOEICにスコアについて、気になっている方も多いことでしょう。
会社によっては、TOEICスコアが昇進の条件になっていたり、努力目標としてスコアを掲げているところもあるかと思います。
ちなみに、うちの会社では[技術職はスコア600点を目指しましょう]という目標値がありました。
このスコアを達成できないからといって何かあるわけではなく、スコア600点未満の人向けの研修に参加させられるくらいですね。
技術職ならTOEICスコア600点くらいを目標に
あなたが技術職なら、TOEICスコアは600点あれば全く問題ないですし、400点くらいでもなんとかなるかと思います。
ただそれは『600点未満でも何も勉強せずに仕事ができる』ということではありません!
日本で仕事をしていても英語のマニュアルや論文を読む機会があるので、特別にTOEICの勉強をしなくても仕事に必要な知識は自然に身につく、ということです。
専門用語はTOEICの勉強には出てきません。
仕事でわからない単語が出てきたらその都度覚えるようにすれば、自然とわかるようになってきます。
わたしの場合は、会社には既に英語のマニュアルがあって一緒に仕事をする人はみんなそのマニュアルを見ていました。
だから海外の現場に行っても流暢に話せる必要はなくて、そのマニュアルの内容が頭に入っていればOK。
文法が少し間違っていても、図を描いて身振り手振りで伝えようとすれば、相手にしっかり伝わるものです。
相手もノンネイティブの外国人だったので、お互いに身振り手振りで仕事しました(笑)
自己研鑽としてTOEICを使おう!
ただ英語力があるに越したことはないので、自己研鑽としてTOEICの勉強は続けた方がいいと思います。
TOEICスコアが高くても英語がペラペラでない人はたくさんいますが、わたしはTOEICスコアと[英語を話せる力]はある程度比例するのではないかと思っています。
周りの人を見ていると、
[TOEICスコアをしっかり勉強している人]
= [英語意識の高い人]
= [TOEIC以外にも英語の勉強をしている人]
ということが結構あるんですね。
だからあまりTOEICスコアにこだわりすぎず、SpeakingやWritingも含めて総合的な英語力をアップできるようにしていきたいですね。
海外出張ではコミュニケーション能力がとても大事
ここまで、英語力の話をしてきましたが、海外出張で一番大切なのは英語力ではありません。
コミュニケーション能力です。
と言うのは、相手と信頼関係を築くには仕事以外の会話も大事だからです。
仕事中にちょっとしたジョークを言ったり、休憩時間中に雑談をしたり、そういう【なんでもない会話】が必要な場面があります。
[コミュニケーション能力が必要]と言うと、『結局英語ができないとコミュニケーションが取れないのでは?』と思う方もいるかもしれません。
しかし、わたしは英語力とコミュニケーション能力は別物だと思っています。
もちろんある程度の英語力は必要ですが、海外出張に行けるレベルの人ならもう既に身に付いているレベルで問題ありません。
英語が苦手でも、とっさに気の利いたことを言える人っているんですよね。
中学生でも言えそうなシンプルな英語で、場を和ませちゃう人。
そういう人は相手の懐に入るのが本当にうまくて、正直わたしにはできないし、これができる人が本当に羨ましいです。
さっきも書いたとおり、仕事の英語なんて身振り手振りで伝わるし、事前にカンペを用意しておいてもいいわけです。
だからこそ、なんでもない会話が本当に難しい…。
コミュニケーションで大事なことは、日本にいようが海外にいようが同じです。
日本では普通に雑談できるのに、英語になると急に大人しくなる人いますよね。
かくいうわたしがそのパターン…。『君はシャイだね』とよく言われました。
だから最初は苦労も多かったですが、そのうちだんだん慣れてきました。
なので、『海外出張に行きたい』という想いがあるならば、どんどん挑戦してみてほしいと思います!
結論:英語が苦手でも海外出張に行こう!
技術系職種は英語が苦手でも問題なく海外出張に行けます。
むしろ大事なのはコミュニケーション能力です。
わたしが新人のころに、とある先輩にこんなことを言われました。
「仕事の英語より食事の英語が難しい」
自分も外国人と働くようになって、その言葉が身に染みて理解できるようになりました。
仕事の英語はもうどうにでもなる。最悪、単語並べるだけでもなんとかなる。
けれど、仕事が終わった後にみんなで食事をしているときの英語は難しい。
でもそういうときに下手でもいいから一生懸命に会話しようとする人は、輪に入っていけます。
仕事もスムーズにいきます。
なので、TOEICよりももっと簡単な日常で使えるフレーズを勉強するほうがいいかもしれません。
わたしも勉強中です!